ブラッシングの方法
まずは歯ブラシの持ち方です。ほとんどの方は、5本の指で歯ブラシを握って持つ習慣があるかと思われますが、歯ブラシを握ると、かなりの力が加わり、歯茎を傷める可能性が高くなります。正しくは、鉛筆やお箸を持つように歯ブラシを持ちます。こうすることによって、無駄な力が入らなくなり、歯茎を守りつつ、しっかりとプラークを落とす磨き方が可能となります。
また、歯ブラシは、ハンドル(柄の部分)の真ん中を持つのではなく、植毛されていない方のハンドル先端を持つようにします。ハンドル先端を持つことによって、稼働部分が大きくなり、奥歯まで楽にブラシが届くようになります。
効果的なプラーク・コントロールを行うためには、意識的な面も大切です。漠然と歯ブラシを動かすのではなく、「プラークを取り除く」という意識を持ち、鏡を見ながら磨くようにします。あらかじめ磨く順番を自分で決めておくと、効率よくブラッシングすることができます。例えば、上顎、下顎別に、下記のように決めておくと効率が良いでしょう。
奥歯の裏側→前歯の裏側→
奥歯の噛み合わせ面→前歯の噛み合わせ面→
奥歯の表側→前歯の表側